初乳と免疫成分 初乳ってなに?

初乳のキホン

「初めてのおちち(お乳)」と書いて、「しょにゅう」と読みます。文字のとおり、お母さんが赤ちゃんを産んでから一週間だけの特別な母乳のこと。ふつうの母乳とは違って、バターのような濃厚なクリーム色で、すこしとろみがあるのも特徴です。

この初乳、限られた期間のものなので、とても貴重。生まれたばかりの赤ちゃんを守る免疫成分をたっぷり含んでいて、細菌・ウイルス、病気から赤ちゃんを守るためのとても大切なお乳なのです。

通常の乳 初乳通常の乳とは違い、初乳は黄色味がかっており、とろみがあるのが特徴です。

おぼえておいて。初乳のいいこと。

黄色味がかった「初乳」は”黄金の液体”ともいわれ、常乳よりもたんぱく質やビタミンA,D,Eなどの栄養価が高く、免疫成分も豊富なのが特徴。また免疫調整・抗菌・抗ウイルス作用など幅広い働きが報告されているラクトフェリンも含まれています。

「初乳」には、免疫機能が発達していない新生児を病気から守る役目もあり、WHO(世界保健機構)では”完璧な栄養源”として新生児に初乳を与えることを推奨するなど、初乳の重要性は注目されています。

またヒトと同じ哺乳類のウシやウマなどでは、免疫物質は「初乳」によってのみ母から子へと渡ります。
そのため、初乳を摂取するかどうかによって、身体の強さ、ひいては生存率にも影響を与えています。
分娩後6時間以内に初乳を与えられた子ウシの生存率が9割以上に対し、与えられなかった子ウシでは2割から7割程度になる報告もあります。また、パンダの研究所”成都大熊猫繁育研究基地”の報告では、初乳を摂取していない子パンダの生存は無く、初乳無しでは生き延びることができないとされています。

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